father × daughter
■relation 父と娘
■situation 父の日写真
■plan GIFT PLAN

 

STORY

MEMORIスタッフの明日香です。
今回は私が実際に写真を撮ってもらったエピソードを。
23才で千葉から奈良に嫁いで早14年。
1年に1、2度だけの帰省。
実家の父はいつのまにか古稀を迎えていました。
お正月に家族全員デジカメで撮る写真は年々増えているけれど、
父1人の写真なんてあったか?とふと疑問に。

 

70才の記念のこのチャンスを活かさない手はない+ちょうど父の日間近。
ということでわざわざ神戸まで両親に来てもらい撮影をすることにしました。
関東からでも観光がてら来てもらえるのが神戸のいいところ。
聞けば、母にとってはまさかの初神戸!!

 

 

今回は滅多に撮れない父とのツーショット写真を撮ってもらうことも目的の一つ。
はじめに言っておきますが、うちの父はこういうのが決して得意ではないタイプ。
さらに言うと、我々親子はごくごく一般的な仲の良さで、手を組むことも、
2人でおでかけなんてのも普段は一切ございません(笑)。
「こうやってちゃんと写真撮ってもらうの何十年ぶりだ??」
と笑い、少し照れながら、たくさん写真を撮られる父と娘。
こうやって並ぶと結婚式のバージンロードを思い出すなと、密かに心の中で思いました。

 

撮影が決まった時、昔と全く同じポーズで写真を撮りたいと思い、
母にお願いして小さい頃の写真を持って来てもらいました。
が、まさかの父と2人のちゃんとした写真は1枚もないという結果に..。
そうなぜなら私には一つ年上の姉がおり、全ての写真に姉が写っているのです。

 

これは意外な発見というか、家族の関係性って、確かに個人間ではなく、
みんなでの関係性だったなと再認識。
だからこそ今回父と2人で写真を撮るということに何か感慨深いものがありました。
これはもしかしたら親子だけではなく、夫婦間でも言えるかもしれません。
みんなで円をつくることも大切だけど、1対1で向き合う瞬間もやっぱり大切な気がします。

 

最初の方のカットはちょっと緊張してますが、
だんだん2人とも、今度はこの衣装いってみよか、とか、
帽子かぶってみよか、とノリノリに。

 

一通り2人の写真(もちろん母との写真も撮ってもらってます)を撮り終わったら
さあ、ここからが本番です。
私が危惧していた「父1人のちゃんとした写真」を撮る時。

 

いつかは必要になる遺影写真。
父も母もまだまだ元気な我が家。
それでもいつ何があるかわからないし、そもそも毎年更新していくことに意味があるのだと思います。
そしてもう一つ、そういうことが来る日に向き合うこと、
家族で話すこと、そんなことを行うきっかけなのかもしれません。

 

いざという時、どの写真を遺影写真にするのか。
意外と親族は悩まれることも多いそうです。
毎年、こうして撮っておく家族写真。
その延長が最期の写真になるかもしれません。

 

こんな顔していたんだな、と改めて感じるのが不思議です。
と、同時に「あぁ、これはお父さんだな」とも感じるのがまた不思議。

 

いつか私はこの写真をまた違った思いで見る日がくるのだと思います。
その時は、2人でピースしたこと、その時の衣装がお笑い芸人みたいだったこと、
母が自分の1人の写真を帽子をかぶったまま撮るか何度も迷ったことなんかを、
きっとしみじみ思い出すんだろうな、と、
まだ元気でピンピンしている父の前でなぜかしんみり。

 

夜ご飯を一緒に食べながら
「写真なんてなんで撮るのかわからなかったけど、撮ってみたらいいもんだな」と父がポツリ。
そうそう、それこそが感じてもらいたいことなんですよ、と1人ほくそ笑む私。
体験しないとわからない「写真撮影」という不思議な時間。
1人でも多くの方にこの素敵な時間をお届けできるよう
これからも頑張りたいと思った実体験でした。

 

 

 

■plan GIFT PLAN 39,800yen+tax
データ20カット+ポートフォリオ(print+オリジナル写真台紙)
+voiceメッセージ+シナリオブック(写真集)
※オリジナルケース付き